NOBUKOアート基金

NOBUKOアート基金

主催の言葉

本展は、2019年に41歳で亡くなった実業家、河合伸子氏の遺志を受け、困難を抱える子どもや家庭に育つ子どもを支援する「NOBUKO基金」(公益財団法人パブリックリソース財団内に設置)の補助事業として、「絵と言葉のチカラ展」実行委員会が開催致します。(「NOBUKO基金」は、その分野で先駆的活動を行なっているNPO6団体に向け、総額4500万円の助成を行なうなど、その活動を支援しています。)
本展はアートは人々の心を潤し活力を与えるという信念のもと、作り手、そして鑑賞者の心が豊かになるような作品を、1点でも多く世に発信したいと願っています。2回目となる昨年は1次審査に応募者327名、応募作品425点の作品が寄せられました。さらに2次審査を通過した46名による入選作品は、松坂屋上野店の美術画廊とアートギャラリーで展示され、多くの方々にご覧いただくことができました。1回目以上に2回目の募集を通じて、「絵と言葉の融合する表現世界」が想像以上に人々に求められていること、その表現の潜在力と可能性を実感致しました。
絵を描くこと、言葉を綴ること——創造的かつ根源的なこれらの行為は、デジタル化が著しく進む現代だからこそ、人生をより充実したものにするために必要かつ大切なことではないでしょうか。本コンクールの開催を通じて、私たちはそのことを強くメッセージして行きます。
このコンクールの目的は、美術界のスターを輩出することではありません。人々の心の奥底に響く「絵と言葉のチカラ」を、学生からプロのアーティストまで幅広く募集し、新しい表現ジャンルを育てます。「生きるチカラ」や「深い思い」が伝わる作品を、資格を問わず幅広く募集いたします。
絵で語り言葉で綴る世界を自由に表現してみませんか?
絵と言葉は、あなたの内なるチカラと想像力で繋がります。
2023年7月
「絵と言葉のチカラ展」実行委員会

人々の心に染み入る
「絵と言葉」の芸術作品に期待

シンガポールで実業家としての実績を残した河合伸子は、かねてより日本に戻り「虐待や経済理由による教育格差、困難な状況にあるひとり親などに支援の手を差し伸べたい」との気持ちをもっていました。しかし、その思いがかなわぬまま41歳の若さでこの世を去り、その遺志は私ども家族に託されました。
そこで私どもは「公益財団法人パブリックリソース財団」内に「NOBUKO基金」を設置し、虐待やひとり親などを支援するNPOをバックアップする事業を開始しました。
また、こうした事業と連動して「人々の心に染み入る」優しさを絵画や言葉を通じて広げることを目的に、公募展「絵と言葉のチカラ展」を開始しました。

第1回、第2回にご応募ただいたどの作品もレベルの高い「人々の心に染み入る」ものでしたが、その中から審査員によって選ばれた47~54作品が入賞・入選として上野松坂屋を会場に展示・紹介されました。
この「絵と言葉のチカラ展」という表現形式は応募して頂いた皆さんや審査員の方のご努力もあり、徐々に確立しつつあるのではないかと思います。
前2回の展覧会で結んだ蕾がさらに第3回展で大きく花開くことを期待しています。

「絵と言葉のチカラ展」発起人 河合 昭

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