NOBUKOアート基金

NOBUKOアート基金

主催の言葉

本展は、2019年に41歳で亡くなった実業家、河合伸子氏の遺志を受け、困難を抱える子どもや家庭に育つ子どもを支援する「NOBUKO基金」(公益財団法人パブリックリソース財団内に設置)の補助事業として、「絵と言葉のチカラ展」実行委員会が開催致します。(「NOBUKO基金」は、その分野で先駆的活動を行なっているNPO6団体に向け、総額4500万円の助成を行なうなど、その活動を支援しています。)
本展はアートは人々の心を潤し活力を与えるという信念のもと、作り手、そして鑑賞者の心が豊かになるような作品を、1点でも多く世に発信したいと願っています。昨年は初めての開催にも関わらず、1次審査に応募者452名、応募作品583点の作品が寄せられました。さらに2次審査を通過した45名による入選作品は、松坂屋上野店の美術画廊とアートギャラリーで展示され、多くの方々にご覧いただくことができました。この経験により我々は、これまで以上に「アート(絵)」が本来持つチカラ、「言葉」が本来持つチカラの底知れぬ大きさを知りました。
絵を描くこと、言葉を綴ること——創造的かつ根源的なこれらのチカラは、デジタル化が著しく進む現代において置き去りになりがちです。しかし私たちは、前回集まった応募作品に触れて割り切れないこと、混沌としたこと、時間を費やさなければ到達できないことに向き合うことが、人生においていかに大きな意味を持つのかを、理解することになりました。
このコンクールの目的は、美術界のスターを輩出することではありません。人々の心の奥底に響く「絵と言葉のチカラ」を、学生からプロのアーティストまで幅広く募集し、新しい表現ジャンルを育てます。「生きるチカラ」や「深い思い」が伝わる作品を、資格を問わず幅広く募集いたします。
絵で語り言葉で綴る世界を自由に表現してみませんか?
絵と言葉は、あなたの内なるチカラと想像力で繋がります。
2022年7月
「絵と言葉のチカラ展」実行委員会

人々の心に染み入る
「絵と言葉」の芸術作品に期待

やさしさを「言葉で伝える」、美しさを「絵画で表現」する。
いずれも太古の昔から人類が獲得してきた技術です。この2つを融合した第2回「絵と言葉のチカラ展」を開催します。
シンガポールで事業家として実績を残した河合伸子は、教育に恵まれなかったため活躍の機会が奪われている子供たちのことを、大変気にかけていました。そして日本に戻り、そうした子供達に向けて支援活動を行うことを考えていましたが、その志を果たせぬまま 2019 年に他界。そしてその遺志は、彼女の家族を通じて、公益財団法人パブリックリソース財団内に立ち上げた「NOBUKO 基金」の補助事業である「絵と言葉のチカラ展」へと、かたちを変えて引き継がれました。
第1回展では、ご応募下さった皆さんによって、絵画芸術の世界に「絵と言葉の融合した世界」という新しい表現ジャンルが生まれました。第2回展ではさらに、人々の心に染み入る絵と言葉の芸術作品が広がることを期待しています。
「絵と言葉のチカラ展」発起人 河合 昭

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