審査員紹介

  • 齋正機 Sai Masaki(日本画家)

    齋正機 Sai Masaki(日本画家)

    PROFILE

    1966年福島県生まれ。東京藝術大学大学院修了。地元福島の風景を中心に鉄道、花、こどもの姿を温かく優しい視点で捉えた日本画を描き、多くのファンに支持されている。

    箱根芦ノ湖・成川美術館、佐藤美術館をはじめとする全国の美術館、百貨店、画廊で個展を多数開催。和菓子メーカー、「両口屋是清」美術顧問としてパッケージデザインを手がける他、東邦銀行ほか企業カレンダーを数々手がける。

    現在、「福島民報」に、絵で語り言葉で綴る「福島鉄道物語」を好評連載中。『斎正機作品集~ふくしま物語~』を求龍堂より刊行。

    Message

    いい絵は、その場の雰囲気を動かし、みる人の何かを浄化する力を持っています。
    いい言葉は、無限の想像が頭の中で広がり、心の深部に届く力があります。
    絵の力、言葉の力、その融合は素晴らしい、新しい世界が広がるはずです。

    応募して下さる皆さんの作品を楽しみにしています。
  • 山下裕二 Yamashita Yuji(美術評論家、明治学院大学教授)

    山下裕二 Yamashita Yuji(美術評論家、明治学院大学教授)

    PROFILE

    1958年広島県生まれ。東京大学大学院修了。古美術を専門とする一方で、長年、現代作家の新しい才能の発掘に力を注ぎ、美術館、画廊、百貨店、アートフェアや卒業制作展等あらゆる発表の場を見て歩く。

    会田誠、山口晃、町田久美、天明屋尚等トップアーティスト達の才能も無名の時代に見出した。監修を手がけた美術展、著書、雑誌連載多数。最新刊に『日本美術の底力―「縄文×弥生」』がある。

    Message

    日本美術の歴史は、絵と言葉が密接な関係をもって展開してきました。
    たとえば、絵と詞書きで物語が展開していく絵巻物。
    たとえば、和歌や漢詩を伴う掛軸。
    そして、吹き出しや効果音を有効に用いているマンガ......。

    どうぞ、あなたなりの、絵と言葉による表現に挑戦してくださいますよう。
  • 吉田晃子 Yoshida Akiko(「芸術新潮」事業部長)

    吉田晃子(「芸術新潮」編集長)

    PROFILE

    1969年東京都生まれ。弘前大学を卒業後、大手電機メーカーを経て、新潮社に勤務。「SINRA」編集部、書籍部門、「旅」編集部に在籍後、2009年4月より「芸術新潮」編集部配属。

    2014年4月より同誌編集長となり、2020年に創刊70周年を迎えた。誌面では物故作家や古美術を扱うことが多いが、一方でギャラリーを熱心に見てまわり、現代アーティスト達の新作なども入念にチェックしている。

    ここ数年、お気に入り作家の新作の購入を楽しみの一つとしている。

    Message

    絵も言葉も、コミュニケーションを円滑にするために誕生したと思っています。それは、お互いを尊重し合って生きていくことを思い起こさせるチカラをもっているに違いありません。

    ささくれた心を解きほぐしてくれるような温かい世界観を、絵と言葉で発信してほしいと願います。
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